昨今では、副業に限らず、起業・独立をされる方など、多様な働き方が浸透しつつあります。
リスクのない起業の選択肢として『代理店』を選ばれる方が多く、この記事では代理店として企業するメリットや注意点について解説していきます。
代理店で起業する8つのメリット

起業の選択肢として『代理店ビジネス』を取り組むことには以下8つのメリットがあります。
代理店起業8つのメリット
- 仕入れリスクがない
- 商品開発のコストがない
- 複数商材を同時に扱える
- 本部のブランドを活用できる
- 1人でも始められる
- 代理店本部のサポートがある
- 営業資料などが揃っている
- 本部のマーケティングを学べる
仕入れリスクがない
仕入れリスクのない起業としても『代理店』はとても有効な手段です。
”どの企業のどんなサービスの代理店になるのか”にもよりますが、代理店募集をされている企業のほとんどが『仕入れリスクのない形態』で代理店を募集をされています。
仕入れリスクを抑えることで、万が一その商品が販売できない場合でも、商材を入れ替えるなどして軌道修正を容易にできるでしょう。
商品開発のコストがない
自社の商品やサービスでビジネスをする場合、商品開発コストがかかることが一般的です。
しかし代理店で起業する場合には『すでに企業が開発した商品を販売する』ことが仕事になるので、その費用を負担しないことでリスクを抑えることができます。
複数商材を同時に扱える
独立や起業をした場合に、売上のキャッシュフローを意識するのが大切になります。
代理店商材の中でも営業獲得後すぐに報酬が支払われるものもあれば、3ヶ月後に支払われるものもございます。
この場合キャッシュフローが安定しないため、複数商材を取扱いバランスよく取り組むことでキャッシュフローをコントロールすることができます。
キャッシュフローのポイント
- 支払い周期は『何日締め・何日支払い』なのか
- 支払い形態は『ショット』なのか『ストック』なのか
本部のブランドを活用できる
起業したばかりで自身の商品やサービスを販売する場合、ブランド力がないため販売が簡単ではありません。しかし代理店で起業する場合は『代理店本部のブランド力』を活用することができるため、難しい説明などが必要なく販売できるケースもございます。
営業力に自信がないけど代理店ビジネスをする場合、ブランド力のある有名なサービスの代理店として活動をスタートすると良いでしょう。
代理店を募集している有名企業
- アクアクララ(ウォーターサーバー)
- プレミアムウォーター(ウォーターサーバー)
- NURO光(インターネット)
1人でも始められる
起業する場合にはまず『1人でも始められるのか』は重要な条件です。
いきなり従業員を抱えてしまうとリスクが高くなるため、まずは自身が一人で取り組んでみて、売上の見込みができた時点で採用をすることで成功確率が高くなります。
そのことからも、代理店として起業することはリスクを抑える手段になります。
代理店本部のサポートがある
代理店ビジネスをする場合、代理店本部のサポートがあります。本部によってサポートの種類はさまざまですが、下記のようなサポートが一般的です。
- トークスクリプトの準備
- 営業教育や研修制度
- 定期的なフィードバック
代理店登録した場合、まずは本部による支援を最大限に受けて活動するようにしましょう。
営業資料などが揃っている
代理店本部のによる営業資料などのサポートがあることが一般的で、よくあるケースとしてはチラシやパンフレットです。
代理店本部によって、有料の場合と無料で提供している場合があるので、登録する場合は確認してみましょう。
本部のマーケティングを学べる
代理店として活動することで、代理店本部のマーケティングを受けていることになり、そこから学べることも沢山あります。
将来的に自社の商品やサービスを開発した場合に、学んだノウハウが活用できれば成功確率を上げることができるでしょう。
代理店起業で注意するべき5つのポイント

代理店として起業することで様々なリスクを抑えることができますが、それでも注意点はいくつかあります。
代理店として活動する際に重要となる、下記5つのポイントを解説していきます。
代理店起業8つのメリット
- 報酬の支払いサイクルを確認する
- 代理店の初期費用が必要か確認する
- 代理店とFCの違いを抑える
- 契約書を確認する
- 代理店本部の企業情報を確認する
本部のマーケティングを学べる
代理店として活動することで、代理店本部のマーケティングを受けていることになり、そこから学べることも沢山あります。
将来的に自社の商品やサービスを開発した場合に、学んだノウハウが活用できれば成功確率を上げることができるでしょう。
代理店の『初期費用』について確認する
代理店募集をしている企業の中には、無料で募集してい企業と初期費用が発生しているものがあるので、登録する際には必ず確認するようにしましょう。
代理店登録で初期費用を取っている理由は下記のことが考えられます。
- 代理店活動で必要な服や道具などが用意されている
- 初期費用を支払える『やる気のある代理店』のみを求めている企業
『まずはリスクを最大限に抑えてスタートしたい』という方は、無料で取り組める代理店に登録しましょう。
代理店とFCの違いを抑える
代理店として募集案内を探す際に『代理店比較サイト』を活用することが一般的ですが、その中にはフランチャイズ案件を掲載しているサイトもあるので混同してしまいがちです。
代理店とフランチャイズの違いについてポイントを抑えておきましょう。
- 基本的には数百万円の初期費用が必要
- 本部のルールに従うのが一般的
- 本部のブランド力を活用できる
【代理店】
- 基本的には初期費用0円
- 本部の営業支援があり、営業方法は自由
- 1人で始められる
契約書を確認する
代理店として登録する場合、代理店契約書や業務委託契約書で契約することが一般的です。
契約内容に問題がないか確認することは重要ですが、代理店契約時に抑えるポイントとして『今後の事業活動で問題になる内容が記載されていないか』を意識する必要があります。特に意識するべきポイントを下記にまとめてみました。
- 同業の他社商材を取り扱うことができない契約なのか
- 販売数のノルマがないか
- ノウハウ活用による自社事業を制限されていないか
代理店本部の企業情報を確認する
これまで代理店に関するポイントをいくつかご紹介してまいりましたが、よく忘れがちなのが『代理店本部の企業情報の確認』です。
稀にあるトラブルとして、代理店本部が倒産してしまい報酬が支払われなかったという事例もあります。そのことからも運営会社がしっかりした企業であるのかをホームページや口コミなどから確認するようにしましょう。
代理店起業に関するまとめ
- 代理店での起業はリスクが少ない
- 代理店には有料のものもある
- 代理店とフランチャイズでは初期費用が大きく違う
- 代理店本部や契約書などの確認が大切